名古屋SFシンポジウム御礼

土曜日(9月29日)は、名古屋SFシンポジウムにご来場頂き、誠にありがとうございました。台風接近であいにくの雨天となりましたが(激しく降ったりやんだりの繰り返しでした)にもかかわらず、大勢の方に来て頂くことができました。

参加者の皆様、スタッフの皆様、物販コーナーで活躍して下さった方々(書店さま、SF研の皆様含む)そして、こちらからは見えないところで様々な形でご尽力頂いた方々には、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

続く懇親会でも、いろいろとお世話になりました。今回は、久しぶりに、読者の方とゆっくりお話する時間をとれました。サイン会でも、皆様、ひとことずつ声をかけて下さり、懇親会では、入れ替わり立ち替わりテーブルまで来て話をして下さる方が大勢おられまして、こういう機会がありますと、作家としては大変励みになります。

イベントは開催日までの準備が実に大変で、そして、当日はあっというまに終わってしまいます。壇上で話すあれやこれやが、にぎやかにその場を沸かせ、次の瞬間には跡形もなく消え去っていくことが、楽しくもあり少々物寂しいということもありまして、イベント記録は、なるべく活字として残そうとしています。そのような主旨から、数年前より「ミューズ叢書」を発刊し続けているのですが、2016年に、新宿の Cafe Live Wire で『夢みる葦笛』の発刊イベントを行った記録もまだまとめていないという状況(ここ数年、連載仕事に追われて、私自身がイベント記録の原稿のチェックをできていないのです……)でありますが、今回の名古屋でのイベントと併せて、来年こそは出したいと思っています。

ミューズ叢書は、電子書籍として販売する以外に、オンデマンド印刷の紙本としても売っていますが、来年の名古屋SFシンポジウムの物販コーナーで、今年のイベント記録を販売できればいいなあと考えております。刊行自体はもう少し早い予定で(できれば、来年の前半には)、今回ご来場頂いた方だけでなく、都合で来られなかった方にも、いち早く、手にとって頂けるようにするつもりです。

目下のところ、自分のイベント記録を作るだけで精一杯で、同時に行われる他作家さまの記録までは作れないのが心苦しいのですが、長く続けたい企画なので、無理のない範囲で進めていこうと思います。

トークの時間は一時間半ほどでした。準備していたけれど話せなかったことも多々あります。前後の説明をすっ飛ばしたので意味が通じなくなってしまった部分もある(あとで気づいて、ひやっとしました)のですが、こういう部分は、活字に起こすときに、短い注釈を加えて補足していきます。今回は大学でのイベントだったので、上海自然科学研究所の研究者の話を中心に語りました。まだまだ表に出していない「執筆時のエピソード」が山のようにありますので、また、別の機会に話すことができれば、と考えております。

それでは、また執筆作業に戻りますので、私はしばらく消えております。年末あたりに、また、ご挨拶させて頂きます。